【姫路市・遺品整理】 踏切事故による兄の突然死

姫路市内で通勤中に踏切事故
事故による死ほど、
戸惑いを隠せないものはありません。
急に家族がいなくなる──
それは、心の準備も
言葉の整理もできない別れです。
令和3年8月、たつの市在住の50代女性
T様から遺品整理のご依頼をいただきました。
亡くなられたのは、姫路市内で
一人暮らしをされていた50代のお兄様。
通勤中の踏切事故でした。
ご依頼者様の表情はとても落ち着いておられ、
淡々と話されていました。
そのため最初は、突然の事故死とは気づきませんでした。
1LDKのアパートに残された日常
現場は姫路市内の1LDKアパート。
作業は1日、2人体制で行いました。
ひとり暮らしの部屋には、
通勤用の作業着、生活用品、日用雑貨…。
前日まで普通に生活していた空気が、
そのまま残っていました。
突然の別れは、部屋の時間を止めます。
そして、残された方の時間だけが先に進んでいく。
私たちは現場で、
どんな言葉を選べばいいのか
分からなくなることがあります。
今回もまさに、そういう現場でした。
「安心して任せられました」の言葉
作業終了後、T様はほっとした様子でした。
最後に見せてくださった笑顔が、
強く印象に残っています。
「肩の荷が下りました」──
そんな空気も感じました。
突然の事故死は、心の整理が追いつきません。
それでも、部屋を整えることで、
少しだけ前に進めることがあります。
遺品整理は、残されたご家族が
次の一歩を踏み出すための時間にもなります。
令和3年8月の出来事ですが、
私にとって忘れられない遺品整理です。

たつの市在住 T様より
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