遺品整理費用を安く抑える人、高額になる人

遺品整理費用を安く抑えるのは、業者選びだけではない
遺品整理の費用は、
どの業者に頼むかだけで
決まるものではありません。
実は、もっと大きのは、
依頼する前にどんな状態になっているかです。
同じような間取りでも、
費用が安く収まる人もいれば、
思った以上に高額になる人もいます。
その差を生むのは、
特別なことではありません。
早めに動いたか
これに過ぎません。
こまめに自分たちで少しずつ処分した。
物を増やさないようにした。
必要なものと不要なものを分けた。
こうした基本の差が、
そのまま費用の差になります。

わかっているけど、遺品整理は面倒くさい!
そんなご意見もあると思います。
どこから手を付けていいかすら、わからない。
仰るとおり、何を残すか、何を手放すか、
一つひとつ判断していかなければなりません。
しかも、思い出がある物ほど、
簡単には決められません。
ただ、遺品整理は
時間が解決してくれるものではないので、
後回しにすればするほど、手を付けにくくなります。

1年そのままなら、10後もそのまま
1年経っても手つかずの遺品は、
10年経っても手つかずになることの方が
圧倒的に多いです。
一度止まってしまった遺品整理は、
何かきっかけがない限り、
なかなか動き出せないものです。
ご近所からクレームが入ったり、
空き家の放置が原因で行政代執行に発展したり、
そうした事態が起きてから、ようやく遺品整理を
真剣に考える人は少なくありません。
親の遺品が自分の遺品へ
10年経った遺品は、20年後もそのままになりがちです。
物は無意識に増えていっても、
自然になくなることはありません。
結局どうなるのか。
片付けられないまま残った遺品は、
最後には自分の遺品へと変わっていきます。
その負担は、子どもや孫に引き継がれる
大量に遺された家財道具は、
結局、子どもやお孫さんたちが
向き合うことになります。
先延ばしにした負担は、
なくなるのではなく、
そのまま次の世代に引き継がれていくだけです。
遺品整理は、ただ物を片付けることではなく、
家族の負担を次の世代に
持ち越さないための整理でもあります。
元気なうちに少しずつでも動いた人が
最後に助かります。
先延ばしにした分だけ、
心の負担も、時間の負担も、
お金の負担も大きくなります。
遺品整理で一番大変なのは、
片付けそのものではなく、
「いつかやろう」と思い続ける
心の負担かもしれません。
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