形見分けの注意点 遺品整理の前?後?
形見分けの注意点 遺品整理の前?後?
この記事でわかること
■形見分けとは
■形見分けの注意点 ・税金が課される場合があります ・相続人が複数人いる ・無理強いしない ・目上の人に対しては失礼 |
形見分けとは?
故人を思い偲べるようにと、
親しい間柄の人間に故人の形見の品を分ける
日本に古くから伝わる風習です。
生前に大切にしていた品や趣味の品を
分ける事が多いようです。
形見分けをする時期には決まりはありませんが
四十九日の法要や1周忌を区切りとし
形見分けをすることが一般的です。
形見分けの注意点
1.税金が課される場合があります
形見分けも厳密には、
相続や贈与と言えなくもありません。
相続税・贈与税がかかってしまわないか
確認しないとトラブルになり兼ねません。
受け取った現金や品物が一年で
合計して110万円を
超えた場合には贈与税が課せられてしまいます。
2、相続人が複数人いる
遺産相続が起こったとき相続人が一人ならその人が
すべての遺産を相続します。
しかし、相続人が複数いる場合には、
誰がどの遺産を相続するのかを
決定しなければなりません。
相続人全員が集まって遺産分割を行うのです。
故人の形見は相続品となるので
遺産分割がまだ済んでいない状態での
形見分けはトラブルの原因です。
3.無理強いしない
形見分けは、故人と仲良くしていた人に
思い出として大事にしていた品物を分けるものです。
「故人と特に親しくしていた人に貰って欲しい」
その気持ちを無理強いしてはいけません。
受け取る人が嫌々受け取るのであれば
故人も喜びませんよね。
4.目上の人に対しては失礼
形見分けは、
故人の身内や友人等に対して行うのが基本です。
故人から見て目上の人に対して行うのは
失礼だと言われています。
ただ、先方からの希望があれば
失礼には当たらず問題ありません。
形見分けをしなかったからといって、
何か問題になるということはありません。
大事に持っていたものを分けることで、
故人の思い出をみんなで共有する為のもの。
故人への供養の一部と考えトラブルにならない様に
気を付けたいですね。
白石