遺品整理用語集:『セルフ・ネグレクト』
遺品整理用語集:『セルフ・ネグレクト』
ゴミ屋敷や孤立死の原因とも言われている
『セルフ・ネグレクト』
セルフ・ネグレクトに陥るきっかけは、
配偶者や家族の死、自分の病気や仕事の辞め
などさまざまです。
セルフ・ネグレクトは
年齢に関係なく陥ると言われています。
【この記事でわかること】
・セルフ・ネグレクトの傾向
・セルフ・ネグレクトの原因
・セルフ・ネグレクト対策
・まとめ |
それでは、上記の順でお伝えします。
セルフ・ネグレクトの傾向
以下のような状態は、
セルフ・ネグレクトの傾向にあります。
・家の前や室内にゴミが散乱した中で住んでいる
・極端に汚れている衣類を着用している
・失禁があっても放置している
・窓や壁などに穴が開いている
・構造が傾いている家に住み続けている
・認知症であるにも関わらず介護サービスを拒否している
・重度の怪我を負っているにも関わらず治療を拒否している |
セルフ・ネグレクトの特徴と原因
セルフ・ネグレクトの特徴
生活を維持するための意欲や能力を喪失し、
自己の健康、安全を損ない
生活環境や健康状態が悪化しても、
周囲に助けを求めないのが特徴です。
分かりやすい例であげると
ゴミ屋敷や汚部屋(汚屋敷)などです。
セルフ・ネグレクトの原因
失恋や大切な人を失ったなどの喪失感をはじめ、
仕事での強いストレスやトラブルなどが原因で、
「セルフネグレクト(自己放任)』に陥ることが多い」
と言われています。
要は精神的ダメージです。
あと、ひとり暮らしでの認知症の方も
セルフ・ネグレクトにかかりやすい
と言われています。
セルフ・ネグレクト対策
周囲ができることは心のケアとサポートです。
このサポートとは、周囲の人々が一致団結し、
たとえサポートを拒否されたとしても
その場から救い出す行動力です。
セルフネグレクトは、
常に憂鬱や諦めの気持ちが強いため、
どんなに援助を行おうとしても
拒否されるケースがほとんどです。
このとき、周囲は拒否を受け止めるのではなく、
その状況から脱出させるための援助が必要です。
たとえば
・部屋を片付ける
・身体を清潔にさせる |
などです。
これらの行動は、すべて一人で抱えるのではなく
家族や地域との協力が何よりも重要です。
市区町村によっては、
セルフ・ネグレクトを支援する施設も設けられています。
そのような施設に相談されるのも方法の1つです。
まとめ
セルフネグレクト状態である方を救うことは、
簡単なことではありません。
自ら生活を放棄するセルフネグレクトは、
新たな社会問題であると共に、
私たち自身も気を付けなければなりません。
寺本
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