遺品整理で最も困ったこと第一位は「何を捨てていいか分からない」

終活協議会の調査によると、
「遺品整理で最も困ったこと」の第1位は
「何を捨ててよいか迷った(18.8%)」でした。
特に写真・手紙・アルバムが、
「処分できなかった(31.9%)」という回答が多く、
思い出の品ほど手が止まりやすいのが現実です。
そこで、私がよくアドバイスしている
「迷いを減らす方法」をお伝えします。
これで驚くほどスムーズになります
写真やアルバムなど、思い出の品は特に迷います。
そういうときは先に
残す上限を決めるのが効果的です。
・写真:3枚まで
・手紙:3通まで
どうしても増える場合は、
デジタル遺品(写真のデータ保存)として、
パソコンやスマホのフォルダに保管します。
ただし「品目ごとに3点」をやると、
全体量が増えがちです。
私の場合はルールをさらにシンプルにして、
「遺品は多くても3つ」にしました。
プロの仕訳基準もシンプル
ここからは、現場で使う考え方をベースに
「残すもの/手放してよいもの/売れるもの」
を整理します。
すべては書けませんが、
判断の軸として使ってください。
残すべきもの(まず確保)
・遺言書
・エンディングノート
・通帳
・印鑑
・キャッシングカード
・有価証券や土地の権利書(契約書類)
・身分証明書(免許証、マイナンバーカードなど)
・年金手帳
・重要書類・仕事関係の資料(確認してから判断)
・レンタル品・リース品(返却義務があるもの)
・デジタル遺品(PC/スマホ内のサブスク契約情報など)
・貴金属・高級腕時計
手放してよいもの(ただし例外あり)
・購入してから5年以上経つ家電製品や家具類
・布団・座布団
・ノーブランドの衣類(未使用品も含む)
・ガラスケース入りの人形
・タイヤなどのゴム製品 etc.
※例外:贈答品・希少品・人気メーカー品は、
価値が残ることがあります。
売れるもの
・骨董品
・ブランド家具
・古い腕時計・柱時計
・古いおもちゃ
・ハイブランドのバッグ類・食器
・マニア系グッズ(鉄道、アニメなど)
・楽器(管楽器、ギターなど)
・茶器
・カメラ
・ウイスキー・ブランデー(未開封)
・金歯
・製造が5年以内の家電
※年数・状態・ブランドにより、
値段が付かない場合もあります。
専門家に見せると思わぬ高値が付くこともあります。
「よくわからないもの」は
捨てる前にまず相談がおすすめです。
関連記事:自宅の不要品。何が高く売れるの?
一番お伝えしたいこと
最後に一番お伝えしたいのは、
「完璧を目指さなくていい」
ということです。
遺品整理で後悔ゼロということは
ほとんどありません。
どんなに慎重に進めても、
「あれも残しておけばよかった」
は多少なり出てくるものです。
対策として、
1.迷ったら保留にする
2.急いで結論を出さない
3.一人で抱え込まず、家族や専門家に相談する
この3つで、後悔はかなり小さくできます。
遺品整理は、故人の人生を振り返り、
感謝を伝える最後の大切な時間でもあります。
