荒らされた遺品の数々「泥棒?… それとも家宅捜索?」

(画像はイメージです)
遺品整理業者が入る前に
身内の方が貴重品の探索をされることは
珍しくありません。
通帳、印鑑、権利書、現金。
手続きのために必要になるものも多く、
先に確認しておくのは当然の流れです。
ただ、ときどき目を疑う状態に
なっていることがあります。
一部の部屋だけが、
引き出しは全部抜かれ、
タンスの中身は床に散らばり、
押し入れはひっくり返されている。

(画像はイメージです)
思わず「泥棒でも入ったの?」
それとも「家宅捜査?」
と感じてしまうほどです。
もちろん、ご家族を責めたいわけではありません。
突然の別れの中で、
焦りと不安のまま探すことになる。
その心理は、現場に立っている私にも想像できます。
それでも故人のことを思うと、
悲しくなる瞬間があります。
そこは、つい最近までその方が暮らしていた場所です。
暮らしの流れがある部屋が、
いきなり「捜索の跡」だけになってしまう。
貴重品を探すこと自体は必要です。
ただ、故人が大切にしていた物が、
乱雑に扱われてしまうのは、やっぱり切ない。
現場に立つ者として、そう感じることがある
――今日はそんなお話でした。