親の死と遺品整理
親の死と遺品整理
私の父は42歳の若さで亡くなり、私はその時10歳でした。
死後の手続きや遺品整理等は母が行い
子供だった私や3歳年上の兄は何もわかりません。
ただ父を亡くした悲しみの中でだけ過ごしていました。
母はその後再婚し、
その義父も60歳になる年に癌で亡くなりました。
私たち兄妹は成人していましたが、
母が元気な年齢でもあり
義父の死後の手続きも母が1人で行いました。
この先、母に何かあった時は
私たち兄妹で全て行う様になるのですが、
正直何から手をつけていいのかと不安があります。
現在、遺品整理の仕事に携わり
色々な事を学び片付け方や処分の方法など
以前よりは知識も増えたとは思いますが、
それでも考え出すと不安な気持ちが膨らみます。
ご依頼者様の中にも、
深い悲しみの気持ちのまま慌ただしく遺品整理を
行わなければいけない方もいらっしゃいます。
たとえば、遠方に住み仕事もある状況で
実家の片付けをするのは本当に大変な事で
皆一様に、不安なご表情をされてる様に感じます。
分からない事や不安な気持ちは当然です。
そのような方に、少しでもお力になれればと思います。
遺品整理業は、ただ一連の作業ではありません。
作業の話だけでなく、ご遺族様の昔話や
故人様の楽しかったことなど気持ちに寄り添うことも、
遺品整理の仕事の1つだと感じています。
白石
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