残されたペットの生きる道
一人暮らしの飼い主と暮らしていたワンちゃん。
孤独死となってしまった飼い主のそばで
ガリガリにやせ細り
今にも餓死しそうになりながら
横たわっていました。
これは実際にあった事例です。
ペットよりも飼い主が先に亡くなってしまう…
そんな悲しいケースが増えています。
残された大切なペットの生きる道を
どう与えてあげるかを考えることは
飼い主としての義務とも言えます。
「ペットが安心して暮らせる場所はあるのか・・・」
「残されたペットはどうすればいいのか・・・」
そこで今回の記事では、
残されたペットのために最善を尽くす3つの方法
についてご紹介します。
自身の生前整理の一環として
備えてみてはいかがでしょうか。
①親族や友人にお世話をお願いする
1番安心できる方法として、
身近な人に生前からお願いしておく、です。
ペットは家族同然の存在で、
その大切な家族を預けるなら
自分が信頼できる人がいいですよね。
何度か会っている人なら
ペットのストレスも少なく暮らせます。
②里親探しをしてくれるNPO法人に預ける
誰もがペットを飼える環境で
暮らしている訳ではありません。
親族や友人にお願いすることが出来ない場合は
お住まいの地域周辺で活動している
里親探しのNPO法人に預ける方法があります。
「余命宣告をされた」
「長期の入院が必要」
「施設に入居する」
などの理由で、
飼い続けることが出来なくなった
ペットの里親探しをしてくれる団体です。
近年、犬猫の殺処分ゼロを目指し
世界中で活動が広まっていて、
里親を希望する人の登録数も年々増えています。
各団体によって活動内容、
費用が異なるので確認して下さい。
から探すことも出来ます。
③老犬ホームや老猫ホームに預ける
ペットフードや医療も日々進化し、
ペットの寿命も延びています。
そのため犬や猫にも、
老犬ホームや老猫ホームがあるんです。
環境や設備などを見学でき、
残されたペットがどのように暮らしていけるのか
納得した上で預けることが出来ます。
また、飼い主の方が亡くなる前から
ペットを預けることもできますので
亡くなってからの不安もありません。
事前に契約内容を確認した上で
ご検討してみてはいかがでしょうか。
もし、遺言書を作成されるのであれば
遺産の一部をペットの飼育費用に充てることもできます。
その際は、事前に里親を選んでおき、
「最後まで誠心誠意をもって世話をする」
を条件に、ペットの後見人に
遺産の一部を贈与する旨の遺言を
残しておくといいでしょう。
お一人暮らしで家族や身内などが
近くにいらっしゃらない場合は、
早いうちに手を打つ必要があります。
「どうにかなるだろ…」
とないがしろにして
最終的にペットは幸せになるのでしょうか。
孤独死の現場から、
犬や猫などのペットが遺されているのを
発見された場合、里親が見つからなければ
モノ扱いとなり殺処分となります。
そんな無残な現状を目の当たりにすると
「この子(ペット)たちは、
本当にこの飼い主でよかったのか…」
と胸が痛くなります。
白石
ぜひこちらも併せてご覧ください。
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