遺品整理に役立つアドバイス
遺品整理に役立つアドバイス
「どこから手をつけていいのか分からない…」
そんな遺品整理でお困りの方へ
遺品整理のプロがちょっとしたコツと
アドバイスをお伝えします。
少しでも参考なって頂ければ幸いです。
【この記事でわかること】
・遺品整理の始める前にしておくこと
・大量の遺品を短時間で済ませる方法
・厄介な遺品を処理する方法
・まとめ |
それでは、上記の順でお伝えします。
遺品整理の始める前にしておくこと
遺品整理は下準備が大きなポイント
料理で一番、面倒なのが『下準備』だと思います。
下準備さえシッカリしておけば、
調理時間も早くなるし、
美味しいお料理もできます。
遺品整理もこれと同じです。
「下準備さえシッカリとしておけば、
7割は終わったも同然!」
といっても過言ではないでしょう。
では、その下準備の方法と手順を
ステップバイステップでお伝えします。
step1:遺品の選別
まず一番最初にすべきことは遺品の選別です。
魚料理でいうと下処理になります。
選別は以下の通りです。
1貴重品の詮索 [現金、貴金属、権利書、有価証券、通帳、カード類、カギなど]
2形見として残しておくもの ※形見は最小限とし、「一人1〜2個まで」といったルールを決めておきましょう。
3不要品(再利用できるもの)
4不用品(再利用できないもの)
4-1 大型家電 ※10年以上経っている家電製品は、壊れてなくても処分です。
4-2大型家具
4-3 粗大ゴミ
4-4 可燃ゴミ
4-5 不燃ゴミ
4-6 カンとビン
4-7 衣類 ※ハイブランドを除く、紳士服や婦人服はほとんど売れませんので再利用しないのなら処分です。 ※期待は薄いですが、着物は一度査定してもらうと良いでしょう。
4-8 古紙
4-9 液体ゴミ [調味料、廃油、肥料、薬品など]
4-10 危険物 [電球類、乾電池、ライター、マッチ]
|
最低でも上記の13種類に選別しておく必要があります。
本行程が一番大変だと思いますが、
ここは踏ん張りどころです。
選別のポイントとして、アドバイスさせて頂くと
「客観的に選別する」です。
思い出に浸りながら選別すると捗りません。
故人との思い出に浸ってしまうのは、
仕方のないことだと思います。
ここは、割り切るしかないです。
思い出の強いお品は、
それ専用の箱に詰めておくと作業がスムーズになります。
step2:一部屋だけ片付ける
一部屋ずつ片付けていくのが、
遺品整理の大きなポイントでもありますが、
片付けた残置物を置いておくスペースが必要です。
スグに片付きそうな部屋や
玄関口から一番近い部屋などを
残置物保留スペースとして空けておきます。
また、大切なモノを確保しておくスペースも必要です。
私たちは、押入れを片付けてそこに
貴重品スペースとして利用します。
step3:同線の確保
各部屋から玄関までの通路は確保しておきます。
荷物搬出の際に時間短縮となります。
大量の遺品を短時間で済ませる方法
少人数で遺品整理をされるのなら、
一部屋ずつ片付けていくのが大きなポイントです。
一部屋だけでもきれいに片付くと
小さな達成感が生まれます。
この作業を繰り返すことで、
モチベーションも下がりません。
まずは、片付ける部屋を決めます。
そして、床が見えない状態なら
安全性と作業効率性を高めるために
床から片付けます。
床が片付くと物が置けるようになります。
仕分けや運び出しもしやすくなります。
これが、時短で片付けるコツです。
厄介な遺品を処理する方法
厄介な遺品とは、自分たちでは処分しにくい
(市区町村などの施設では引き取ってもらえない)遺品です。
・金庫
・薬品類
・消化器
・タイヤ
・廃油
・リサイクル家電 |
などが、挙げられます。
市区町村などの施設で処理できないものは
専門業者に引き取ってもらうしかありません。
専門業者といってもオールマイティーに
何でも引き取ってくれる業者が少ないため、
何社か確認の連絡をとる必要があると思います。
一度、インターネットなどで検索して
問い合わせをしてみてください。
まとめ
今回の記事は、私たち(くらのすけ)の
片付ける手順でもあります。
よくご遺族様から、
「プロの手に掛かると本当に早いわね」
と仰って頂きます。
確かにそうかもしれません。
でも、私たちがしていることは
『選別』→『仕分け』→『一部屋空ける』→『通路確保』→『一部屋ずつ片付ける』 |
本当にこれだけです。
場数を踏んでいるのもありますが、
このやり方が、一番効率が良いと思っています。
騙されたと思って、一度試してみてください。
かなりの時短に驚かれることでしょう。
最後までご覧頂き
ありがとうございました。
寺本
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