免疫力を下げてしまう生活習慣
免疫力を下げてしまう生活習慣
細菌、ウィルス、ガンなどの病原体に負けない
強い身体を作るために欠かせない「免疫力」
知らず知らずの内にその免疫力を
下げてしまっている行動や習慣があります。
原因は1つではありません。
複数の要因が重なることで免疫細胞は
どんどん低下してしまいます。
免疫力低下の原因
1.加齢
免疫力は20歳前後をピークに、40代ではその50%、
70代では10%に落ちていくと言われています。
その為、40代を境に様々な病気に掛なりやすく
70歳以上の高齢者ではインフルエンザや肺炎で
命を落とすリスクが高まります。
2.生活習慣
●睡眠不足
睡眠の乱れると睡眠に関わるホルモン(メラトニン)が
十分に分泌されなくなります。
すると、体に活性酸素が過剰に増加し
活性酸素がガン細胞を増殖させてしまいます。
●運動不足
パソコンなどのデスクワークが増え、
国民のうち73.9%が運動不足を感じているとの
データーがあります。
運動不足は血液やリンパの流れを悪化させ、
免疫細胞の機能低下につながります。
●偏食
免疫細胞や筋肉の材料となるタンパク質。
そのタンパク質の摂取量が年々減少しています。
また、活性酸素を無毒化する抗酸化物質や
免疫機能を司る腸内環境を整えるために
欠かせないのが食物繊維。
全世代とも食物繊維の目標摂取量を
摂れていません。
インスタント食品などでの偏食が
原因だといわれています。
●ストレス
ストレスは、免疫力を低下させる
大きな原因の1つといわれます。
イライラやプレッシャーなどの心理的負担は
ストレスの原因となり、免疫力を低下させます。
過度なストレスによるうつ状態になると、
病原体と戦う抗体の分泌が低くなってしまいます。
●低体温
免疫力が正常に保たれるのは36.5°C程度と言われます。
免疫力は体温が1°C低下すると30%低下し、
1°C上昇すると5~6倍になるとも言われています。
現代の日本人は低体温傾向にありその要因には
湯船に浸からずシャワーで済ます、
冷たい飲み物を多く摂る、などが挙げられます。
運動不足で筋肉量が少なく基礎代謝が低い事も
その1つです。
免疫力が下がると起こるリスク
風邪やインフルエンザ、結核やエイズといった感染症、
慢性疲労症候群、糖尿病や心臓病といった生活習慣病、
慢性リンパ性白血病など数々のリスクがあります。
また、死亡率の高いガンのリスクも増えます。
年齢による低下は避けることが出来ません。
だけど、原因を減らすためには
生活習慣を見直すことが重要ですね。
白石
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