『単身世帯の遺品整理』ペットの里親
『単身世帯の遺品整理』ペットの里親
未婚のほか、離婚や死別、子どもの独立などにより
単身で暮らす人が年々増加する中、
死後、出来るだけ周りに迷惑をかけないよう
自分で事前に準備される方が増えています。
その中でも、遺されたペットに関して
お悩みの方も多いようです。
家族の一員として暮らし、
心を癒してくれるペット…
単身であるからこそ必要な存在であり、
その後の不安もはかり知れません。
そんな不安がある方にとって
少しでも参考になれば幸いです。
【この記事でわかること】
・遺されたペットの行方
・里親探しの必要性
・遺されたペットのための3つの方法
・まとめ
|
それでは、上記の順でお伝えします。
遺されたペットの行方
「犬猫の年代別現在飼育状況」の調査で、
飼い主の2~3割がシニア層であることがわかりました。
そして、ペットフードの品質改善や
医療の発達などの背景もあり、
犬の寿命はここ30年間で約2倍になったと。
そして、孤独死の現場で
犬や猫などのペットが遺されているのを
発見される場合もあります…
里親が見つからない時、残念ながら
日本の法律ではペットは「モノ」の
扱いとなり、殺処分となってしまうのです。
里親探しの必要性
高齢者の単身世帯の方が
ペットと暮らせなくなる理由には、
・長期の入院が必要
・余命宣告をされた
・施設に入居する |
などがあります。
飼い主がペットを最後まで責任をもって面倒をみる
「終生飼養」が努力義務として明文化された現代、
「ペットが安心して暮らせる場所はあるのか・・・」
「残されたペットはどうすればいいのか・・・」
残された大切なペットの生きる道を
どう与えてあげるかを考えることは
飼い主としての義務とも言えます。
飼い主の死後もペットが幸せに暮らせるために
安心して託すことが出来る里親探しは
とても重要な課題です。
遺されたペットのための3つの方法
・親族や友人にお願いする
・NPO法人に里親探しを託す
・老犬・老猫ホームに預ける
|
など、3つの方法をご紹介します。
■親族や友人にお願いする
ペットにとって環境が変わるだけでも
大きなストレスとなります。
1番安心できる方法は身近な人に
生前からお願いしておく事です。
ペットは家族同然の存在で、
その大切な家族を預けるなら
自分が信頼できる人がいいですよね。
何度か会っている人なら
ペットのストレスも少なく暮らせます。
■NPO法人に里親探しを託す
誰もがペットを飼える環境で
暮らしている訳ではありません。
親族や友人にお願いすることが出来ない場合は
お住まいの地域周辺で活動している
里親探しのNPO法人に託す方法があります。
上記にあるように様々な理由で、
飼い続けることが出来なくなったペットの
里親探しをしてくれる団体です。
近年、犬猫の殺処分ゼロを目指し
世界中で活動が広まっていて、
里親を希望する人の登録数も年々増えています。
ご参照下さい。
■老犬・老猫ホームに預ける
犬や猫にも、老犬ホームや老猫ホームが
あることをご存知ですか?
環境や設備などを見学でき、
残されたペットがどのように暮らしていけるのか
納得した上で預けることが出来ます。
また、飼い主の方が亡くなる前から
ペットを預けることもできますので
亡くなってからの不安もありません。
ご参照下さい。
まとめ
ペットの世話ができなくなる日が何時やってくるのか…
それは誰にもわかりません。
年齢に関係なく単身でペットと暮らす場合に、
「もしも…」と、誰もが考える事でしょう。
愛する存在のペットが最後まで安心して
暮らせるように、
自身の生前整理の一環として
備えてみてはいかがでしょうか。
最後までご覧頂き
ありがとうございました。
白石
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