『単身世帯の遺品整理』家じまい
『単身世帯の遺品整理』家じまい
「両親が住んでいた家を子供が片付ける」
私たちが、遺品整理のご依頼をいただく殆どが
このケースです。
そして、皆さん一様に
「今住んでる家は、
自分が元気な内に何とかしようと思いました」
と、仰られます。
自分が感じた苦労を、
自分の子供には味合わせたくない…
そんなお気持ちのようです。
未婚・死別離別・子供がいない単身世帯が
増加する日本。
自身の老後や死後を考えた「家じまい」
メリットや確認すべき注意点をまとめました。
ご参考になればと思います。
【この記事でわかること】
・家じまいとは
・家じまいをする理由
・確認すべき3つの事
・まとめ
|
それでは、上記の順でお伝えします。
家じまいとは
家じまいとは具体的に、
・家の中の荷物をすべて片付ける
・家を売却 又は 解体取り壊し |
この2つになります。
まず、家じまい後の生活に必要ない物は
すべて処分し最低限の荷物にする。
家はそのまま売却か解体取り壊したあと
更地での売却にするかを決める。
この二つをする事で
お金の整理にも繋がります。
自立した子どもが
実家を継がないことは珍しくありません。
自分たちが住まなくなった家は空き家となり
様々なトラブルの原因となります。
元気な内に売却し、
マンションやサービス付き高齢者住宅などへ
住み替えたりすることを「家じまい」といいます。
家じまいをする理由
「住み慣れた家で最後の時を迎えたい」
誰しも願うことでしょう…
ただ、高齢になってくると
若い時と同じ様には暮らしていけなくなるものです。
・足が悪くなり2階へ上がれなくなる
・免許返納後の生活が不便になる
・バリアフリーではない
・身内が近くに無く遠距離介護になる |
こんな不安事がたくさん出て来てしまいます。
家を処分し現金に換え、
自分の生活に適した住宅へ引っ越し、
老後を安心して迎えようとするのです。
また、相続時にもめやすい不動産を整理する為に
自分の代で家じまいをしておく人もいるようです。
確認すべき3つの事
家や土地を売却する時に
確認しておくべきことがあります。
1.所有者
2.境界・測量
3.不動産価値を査定 |
1.所有者
古い家の場合、名義が誰の物なのか
分からなくなっている事もあります。
登記を確認し、所有者が故人の場合は
名義に変更が必要です。
2.境界・測量
敷地の境界が曖昧になっているケースも
多くあります。
法務局で測量図を確認し境界が不確定の場合、
お隣さんと話し合いをする必要があります。
3.不動産価値を査定
売る場合の相場は知る事は大切です。
複数の不動産会社のサイトでの比較や、
国土交通省が運営しているサイト
「土地総合情報システム」で価格を把握します。
まとめ
時代が変わり、
家は一代で終える物となりつつあります。
自分の望む老後を迎えるためにも
元気な内から「家じまい」の準備を
検討してみるのもいいですね。
最後までご覧頂き
ありがとうございました。
白石
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