遺品整理 「片付けで苦労した物」
遺品整理 「片付けで苦労した物」
遺品整理や施設への入居が理由で
実家の片付けを余儀なくされる方が
年々増加しています。
今や社会問題とも言われている
「実家の片付け」。
その問題に直面しているのは、
50~60代の方たち。
経験した方たちに聞いた
「実家の片付けで苦労した物」の
アンケート結果があります。
その中から、
共通する背景も見えてきます。
【この記事でわかること】
・片付けを始めたきっかけ
・片付けで苦労した物
・片付けに要した期間
・まとめ
|
それでは、上記の順でお伝えします。
片付けを始めたきっかけ
実家を片付け始めたきっかけは、
親が亡くなった、もしくは施設への入居が決まった為、
住む人がいなくなり、家の相続・家の売却が理由だと
仰る方が大半です。
核家族が進むことにより、
「親が亡くなる=実家が空き家になる」
この定義が深刻な問題となっているのです。
片付けで苦労した物
片付けで苦労した物の回答は、
・衣服 ・布団 座布団 ・食器 ・日用雑貨 ・家具 |
そして、上記の物には
いずれも「大量の」と、
付け加えられています。
今、高齢者と呼ばれる世代は
物のない時代に育ったため、
物を捨てることに対して罪悪感を感じ、
そしてまた、物がなかった時代の反動が
物を買うことの満足感となり
物に囲まれていることが
安心感に繋がっているようです。
物に対しての執着心は
年齢が高くなるほど増して行き
実家の荷物は増え続けます。
特に、
・洗剤 ・トイレットペーパー ・調味料 ・文房具
|
この様な日用品を大量に
買い置きする方が多く見られます。
片付けに要した期間
実家の片付けに要した期間では、
最も多かったのは3カ月未満が
半数を占めています。
そして、1年以上の長期に渡る人は
2割近くにも。
自分たちの手で全てを
片付けようとすれば、こんなに長期戦で
取り組まなくてはいけないのです。
時間が掛かる理由の中には、
「物が多すぎてどこに何があるか分からない」
「捨てに行くのが追い付かない」
このような意見があります。
自分達では手に負えず
業者に任せた人の費用の平均は30~40万円。
ゴミ屋敷化してしまっている状態では、
100万円以上になる場合もあり
それは、決して稀なケースではありません。
まとめ
冒頭でも書いたように
実家の遺品整理や片付けに
直面しているのは50~60代の方たち。
まだ仕事を持っている世代であり、
休みの日にしか片付けにも行けません。
まして、実家が遠方であれば
そう何度も通えません。
片付けを余儀なくされる前に
親と「その後」について話し合うことが
必要です。
最後までご覧頂き
ありがとうございました。
白石
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