高齢者の孤立「ゴミ屋敷化を防ぐ」
高齢者の孤立「ゴミ屋敷化を防ぐ」
高齢者の孤独死は日本が抱える
大きな問題です。
日本の人口の内約25%が65歳以上。
一人暮らしの高齢者は、
高齢者人口の15%を占めています。
それに伴い高齢者の孤独死が増加し、
その内の約20%が「ゴミ屋敷化」した中で
生活をされていた様です。
【この記事でわかること】
・ゴミ屋敷化の始まり
・ゴミ屋敷化の原因
・ゴミ屋敷化を防ぐ
・まとめ
|
それでは、上記の順でお伝えします。
ゴミ屋敷化の始まり
ご遺族様にお話を伺うと、
「昔から家の中が散らかっていた」と
仰る方は少数です。
「忙しくて疎遠になってしまい
久しぶりに実家に来てみたら
物がいっぱいで驚いた」
こんな感想を語られます。
以前はコマメに捨てていた
空きビン空きカン、新聞やカタログ等が
部屋の隅に積み上がっていることに
おかしいな…と感じた。
この様に、初めはそう深刻ではなかった
ケースが多いのです。
ゴミ屋敷化の原因
もちろん原因は一つではありません。
精神疾患・認知症・ADHD…
これらの症状が原因だとも言われています。
ただ、最もシンプルな原因に、
訪れる人が少なくなり
「どうせ誰も来ないし…」と
掃除の回数が減った。
「足腰が悪くて
重い物のゴミ出しが苦痛になった」
こんな背景があります。
出し損ねたゴミが溜まっていくと
ますます出す気力がなくり、
次第に放置に繋がるのです。
ゴミ屋敷化を防ぐ
初期段階で防ぐ為には
周囲の手助けが必要です。
違和感があった場合は、
・見過ごさない
・先延ばしにしない
これが大切です。
1.帰省や訪問の機会を増やす
「どうせ誰も来ないし…」
孤独感が自暴に繋がりやる気を失う
原因になります。
人の出入りが増えれば、
「散らかっていると恥ずかしい」と
片付ける意識が高まります。
2.手助けすることを提案する
「子供たちみんな忙しいから頼めない」
ゴミ屋敷化となる人には
周囲に頼る事が苦手な傾向があります。
自分で何とかしようとしている間に
深刻化してしまいます。
「重い物のゴミ捨ては大変だから
手伝いに来るよ」と
提案してあげてください。
まとめ
高齢者がゴミ屋敷化してしまう原因は
たくさんあります。
ゴミ屋敷となってしまった場合は
近隣からの苦情や行政から執行を受けたりと
深刻な事態にもなり得る可能性があります。
早めの対処でゴミ屋敷化を防いで
ください。
家族だけの力で難しい時は、
お気軽にご相談ください。
最後までご覧頂き
ありがとうございました。
白石
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