新しい供養の仕方「散骨」
新しい供養の仕方「散骨」
様々な事情で墓じまいを
検討されている方が増えています。
墓じまいを終え、
自身の遺骨はどうするのか?
供養の形も今はずいぶんと
変わってきました。
近年注目を高めている散骨。
どういった方法なのか、
散骨についてまとめました。
参考になれば幸いです。
【この記事でわかること】
・散骨とは
・散骨のメリット・デメリット
・散骨に掛かる費用
・まとめ
|
それでは、上記の順でお伝えします。
散骨とは
散骨は、遺骨を粉末化して海や野山に撒く
葬法です。
従来のお墓に埋葬する供養とは異なり
お墓を持たない、経済的で合理的な葬法として
注目されています。
現在散骨については
法律で明確な規定がされていませんが
散骨を行う場所は事前に確認が必要です。
散骨のメリット・デメリット
メリット
・お墓での埋葬に比べて費用が安い
・墓石の管理や墓参りの心配がない
・特別な許可や届け出が不要
・好きだった場所で眠ることが出来る
・宗教などに縛られずに供養できる |
デメリット
・遺骨が残らない
・周囲の理解を得にくい
・故人を偲ぶ場所がない |
故人がお墓に入りたくない、
好きな場所で自然に還りたいと望んでいる場合。
亡くなった後にお墓を管理する遺族がいない方、
お墓の必要性を感じていない方には向いています。
遺族・親族に高齢者が多い場合、
なかなか理解を得られない事があります。
散骨に掛かる費用
散骨方法によって掛かる費用は違います。
1.個人で散骨
個人の場合、掛かる費用は粉骨代のみ。
粉骨業者に依頼し、
約3万円程度が相場となります。
2.業者に散骨を委託
遺骨を業者に渡し粉骨から散骨までを
行って貰えます。
同行の必要はありません。
約5万円程度が相場となります。
3.複数の家族と合同散骨
海に散骨する場合、複数の家族と乗船し
沖に出て散骨する合同散骨の方法。
粉骨と乗船料で約15万円程度が
相場となります。
4.船をチャーターして個別散骨
1つの船に1家族のみが乗船して
沖から散骨する方法。
粉骨と船のチャーター料が含まれて
約20万~30万円が相場となります。
まとめ
核家族化・非婚化・出生率低下…
継承できる人がいなくなるばかりのお墓問題。
埋葬にとらわれず
自分の好きな場所に散骨してもらう方法も
1つの選択肢ではあります。
最後までご覧頂き
ありがとうございました。
白石
前の記事へ
« 遺品整理・生前整理「自分で行う人形供養」次の記事へ
新しい供養の仕方「手元供養」 »