高齢者の骨折は認知症の第一歩「片付けの必要性」
健康で生きがいのある老後は、
いつの時代でも誰もの願いです。
しかし、健康な人でも短期間で
「寝たきり」や「認知症」に
なってしまう危険があるんです。
高齢者の骨折は認知症の第一歩「片付けの必要性」
●転んで足を骨折してしまった
「認知症は骨折から始まる」
と言われています。
ケガをするまで元気だった人が
急に動けなくなると
身の回りの事も他人任せになり、
次第に生活への意欲も低下していきます。
ベッドで過ごす時間が長くなると、
リハビリも億劫になり、その結果
寝たきりや認知症になってしまうのです。
ある調査では、寝たきり老人の約20%は
骨折がキッカケとなっているそうです。
●どうして骨折するのか?
フトンや敷居につまずいて転んだり、
階段を踏みはずしたりといった
極く軽いケガで骨折することが殆どです。
高齢になると立つのが億劫なため、
手の届く範囲に物を置くようになります。
足元に物をたくさん置いたり、
電気コードを長く延ばしたりと
危険なことがいっぱいあります。
反射神経も鈍くなるので
反応出来ずに転んで骨折してしまうのです。
●対策は家の中を片付ける
日常の軽いケガが
「寝たきり」や「認知症」に繋がってしまうなら
その原因となる物を改善する必要があります。
普段使わない物は処分して、
転んだ時に頭をぶつけないためにも
なるべく広いスペースを確保する事が大切です。
視野も狭くなってくるので、
足元などの低い位置に物を
置かないようにしましょう。
階段は特に危険です。
滑り止めを貼り、
手すりを付けると安心ですね。
家の中を片付ける事で
ケガのリスクも軽減し生前整理にも繋がります。
まだ元気だからと油断せず、
元気な内に準備を始めることをお勧めします。
白石
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